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2011年5月19日 (木曜日)

中屋敷地区への訪問を行いました

5月18日(水)、被災地域復興支援の一環として実施している物資支援および地域の方々とのコミュニケーションを図るため、石巻市中屋敷地区を訪問しました。こちらの地区は、ダイナム矢本店従業員が近隣の市役所や役場を回り、各地の状況や支援を必要とする地域がないかどうか情報収集を行ってきた結果、初めての訪問が実現しました。

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訪問日時:5月18日 11:30~13:00

実施内容:支援物資のお届け

水500本・野菜ジュース250本・缶詰(肉類)250個・缶詰(魚類)250個・チョコレート250個・スナック菓子250袋

配布場所:「石巻市 中屋敷地区」 ※ダイナム矢本店近隣避難所

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Cimg4401 Cimg4404 Cimg4403                                                                                     物資をお届けする従業員(左)と炊き出しの様子(中)。                                                                                                                                                              

■地域住民の皆様の声

「水道水は飲料として不安があるので、飲料水はいただけると助かります。」(約半数の方)

「少しずつ炊き出し場所が減ってきています。それだけ状況がよくなりつつあるということでしょうが、まだまだ炊き出しに頼らざるを得ない人は多いですよ。この地域では台所のある住居1階部分が被害を受けているため、いくら食材が流通し始めても、そもそも台所で調理が出来ないんです。リフォーム業者もこういった状況ですから、順番待ちでなかなか修理に来てもらえないですし。」(30歳代女性)

「今、地区の小学校に避難しているんだが、そろそろ学校が再開するから出ないといけなくなるんだよ。」(70歳代男性)

■今回の訪問から

こちらの地区では、昼と夜に炊き出しが行われ、温かいご飯に汁物、お惣菜類が提供されていました。そこで食事が出来るスペースも用意されており、地域住民の方々の交流の場となっています。学校帰りに炊き出し場に寄る学生さんの姿もありました。この日は、東京から整体やヨガを行うボランティアの方が数名お見えになっており、炊き出し場の手前で、住民の方の心身の疲れを癒していました。晴天ということもあり、明るい雰囲気に包まれていました。

中屋敷地区は地域代表者の役割を交替で行いながら、地域全体で日々復興に取り組んでいます。住民の方が炊き出し場からご自宅まで荷物をお運びする際に、矢本店従業員がお手伝いをしたところ、冷たい麦茶をご馳走して頂きました。お心遣いに感謝するとともに、苦しい状況でも互いに思いやりをもつこと、助け合う心を持ち続ける芯の強さを感じました。

住民の方のお話より、まだお食事にも不便を強いられている方がたくさんいること、その一方で、徐々に復興が進む中で、そうした方たちへの支援の場が減ってきていることが分かりました。また、地域の差はあるとはいえ、未だに水道水は口に含むのが心もとない状態であるため、飲料用の水はどこでも大変重宝されます。そういった地域に対しては、他の物資よりも優先的に手配し、お届けできるよう検討してまいります。

ダイナムグループでは、今後も引き続き、地域復興に向けて取り組みを行ってまいります。

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