ダイナム従業員ボランティア活動参加の様子
弊社の労働組合「ダイナムユニオン」では、上部団体UIゼンセン同盟より、東日本大震災の被災地支援ボランティア派遣(主催は日本労働組合総連合会)の募集を受け組合員への案内を行いました。その結果、13名より参加表明がありました。参加者は、会社の休日を利用しての参加となります。先日、第一陣が活動に参加しましたので、参加した従業員の声や現地の状況をご紹介します。
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活動期間:5月10日~5月16日(第一陣)
実施内容:個人宅の周囲および庭の泥の清掃・側溝の泥出し・海水が入り込んだ倉庫からの荷物搬出・避難所の運営作業、など
活動場所:岩手県宮古市
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宮古市は津波の被害の大きかった地域です。あらゆる個人宅の床下や庭という庭に、海のヘドロが流れ込み、それをひたすら取り除く作業を中心に参加しました。中には土嚢を1000個以上積み上げても終わらない箇所もありました。
以下、参加した従業員の感想です。
「何か自分にできることはないだろうかと模索していたものの、個人で活動するにはあまりにも壁は大きいと感じていたところ、今回の募集があり、まるで、天の声のように感じて参加を決めました。」
「他のボランティアメンバーと話し合い、助け合いながら作業にあたる中で、人と人とのつながりを実感しました。作業を終えると、被災地の住民の方は目に涙をためながら、何度も『ありがとう』と言ってくださいました。達成感と人の温かさを感じ、これからも継続して復興のお手伝いをしていけたら、と思いました。」
「17人のチームで泥出しの作業にあたりましたが、正直この人数でやってもこれだけかという思いで、微々たる力でしかないという歯がゆさを感じました。本当の復興にはもっとたくさんの人手が必要だと感じました。今は、少しでも前に進めるよう、頑張っていきます。」
「被災地の状況を目の当たりにし、様々な報道がされている中、その情報はほんの一部なのだと感じました。復興の足がかりはできつつあるかもしれませんが、本当の復興にはまだまだ時間がかかります。多くの方の力、長い支援が必要です。これからも一日も早く復興できるよう、できる限りの支援をしていきたいと思います。」
UIゼンセン同盟の支援活動メンバーが着ている揃いのジャンパーは、宮古市の方々より、「幸せを運ぶ黄色いジャンパー」と呼ばれています。
今回のボランティアの活動については、現在、6月11日までダイナム従業員の参加が決定しています。今後も情報が入りましたら、ご紹介していきます。