« 新東名地区の皆様へ物資をお届けしました | メイン | 四反走地区センターへの訪問を行いました »

2011年5月 5日 (木曜日)

野蒜駅裏地区への訪問を行いました

5月4日(水)、被災地域復興支援の一環として実施している物資支援のため、東松島市 野蒜地区を訪問しました。当地区には3回目の訪問となります。前回(4月28日)訪問時に「大人が食べられるお菓子があれば」とのご要望があったため、お煎餅や半生菓子を含めた物資をお届けしました

----------------------------------------------------------------------------------------------------------------

訪問日時:5月4日 16:40~17:40

実施内容:支援物資のお届け

缶詰100個・野菜ジュース200本・水200本・栄養補助食品200食・半生菓子100個・せんべい100枚

配布場所:「東松島市 野蒜駅裏地区」 ※ダイナム矢本店近隣避難所

-----------------------------------------------------------------------------------------------------------------                                 Cimg4293 Cimg4305 Cimg4301                                                               今回で3回目の訪問となる野蒜駅裏地区。野蒜駅舎(左)は窓ガラスが割れ、被害を受けた当時の状態のままになっています。

■地域住民の皆様の声

「煎餅を持ってきてくれたのかい?これはありがたいね。」(50歳代男性)

「いつもありがとうございます。避難所に入っていない我々には公的機関から物資があまり回ってこないので、助かります。」(50歳代男性)

「物資の提供ありがとうございます。これからパチンコをするときはダイナムに行かなきゃね。」(50歳代男性)

「気候も穏やかになり過ごしやすくなってきました。多少は安心できる生活が送れるようになってきました。」(60歳代男性

 「家の周りにがれきがたくさんあるので、自衛隊の方々に来て頂きたいです。」(70歳代女性)

「ペット(犬)を飼っていますが、ドッグフードが無く、親戚から送ってもらっています。」(60歳代女性)

「日中は暖かくなってきたけれど、朝晩は冷え込むのでウィンドブレーカーかスウェットがあったら助かるね。」(50歳代男性)

「自宅が膝下の位置まで津波により浸水しました。自宅が小高いところにあるため、それぐらいで済みましたが、同じ地区でも他のお宅ではもっと水が押し寄せていたと思います。」(40歳代女性

「津波で付近のお店が全て壊れてしまいました。また近くのATMも全て無くなってしまいお金も下ろせません。車で少し行けば色々買えるのだろうけど、車も津波で流されたり動かなくなったりしてしまったので、買い物に行く事もお金を下ろすことも出来ません。」(50歳代男性)

■今回の訪問から

震災から約2ヶ月経過しましたが、昨日の新東名地区同様、復興の手はなかなか届かず、周囲は津波の被害の様子を生々しく残した光景が広がっています。(野蒜駅と東名駅はJR仙石線でつながっていますが、昨日の写真でご紹介したとおり、JR仙石線は震災以来運休したままです。)地域住民の皆様の声にもあるように、現地では津波の被害で車を失った方も多く、未だに日常生活が困難な状況が続いています。

ライフラインに関しては水道が復旧し、あとは電気を残すだけとなっています。地区の代表の方が「電気が復旧すればこの地域も自立しなければいけない。今まで色々な物資や支援をいただいたがいつまでも甘えているわけにはいかない」とおっしゃっていました。震災から2ヶ月弱が経過しましたが、復興と自立に向けた強い意志を感じる言葉でした。

当面必要な物資の面に留まらず、地域の皆様のこれからの生活を見据えたときに、ダイナムがどのような形でお力になれるのかを今後も考えてまいりたいと思っています。

ダイナムグループでは、今後も引き続き、地域復興に向けて取り組みを行ってまいります。

ダイナムのホームページ