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2011年5月23日 (月曜日)

ダイナム従業員ボランティア活動の続報です

弊社従業員が参加している日本労働組合総連合会の被災地支援ボランティアについて、第2陣が活動に参加しましたので、参加した従業員の声や現地の状況をご紹介します。

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活動期間:5月10日~5月16日(第2陣)

実施内容:個人宅の周囲および庭の泥の清掃・側溝の泥出し・海水が入り込んだ田畑からの土砂搬出・仮設住宅への支援物資搬入、避難所の運営作業、など

活動場所:岩手県宮古市

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今回も側溝の汚泥を撤去する作業を中心に行いました。津波で流れ込んだ泥によって、現在も、排水ができない、悪臭がするといった被害が起こっていました。泥とともに、流された家財道具や生活用品が詰まっているところもありました。また、営業再開に向け、店舗前の泥を撤去したものの、大量の土嚢の処分にお困りであった商店の土嚢運搬作業なども実施しました。

個人宅の前の側溝の清掃を行った際は、作業中は、家主の方に常に気を配っていただき、田舎餅を差し入れて頂いたり、昼食時には暖かい味噌汁を人数分準備して頂くなどのお心遣いをいただきました。作業が終了すると、たくさんのお礼の言葉をいただきました。商店街の方、特に飲食店を経営されている方についても側溝の汚泥撤去作業によって衛生面の問題が軽減されると、大変感謝していただきました。「店を営業している自分たちが、復興に向けて出来る限りのことをすることで、復興のスピードと力を加速することができる。」と力強くおっしゃっていました。

また今回は、畑の土壌回復のための土砂の撤去も行ないました。津波による塩分を含んだ土砂の流入により、土壌が酸性に変わってしまい、農作物が育たなくなってしまうため、土砂を出来る限り撤去し、土壌を一日も早くアルカリ性に戻すことが必要であるとのことです。

041 012 094                                                                                       UIゼンセン同盟の支援活動メンバーによる作業の様子。

■参加した従業員の感想

「会社の仲間が被災した状況を見て、自身に何かできることがないかと考えていた時に募集があり、応募しました。送り出して頂いた店舗の皆さんにも感謝しながら、できる限りのことをしたいです。」

「被災地のニーズに対応した支援活動ができていると感じる一方で、今回作業を行った区画に隣接するお宅も同様に被害を受けた状態であるにもかかわらず、依頼を受けた範囲でないために自分たちでは対応できないという歯がゆさも感じました。」

「畑の土砂撤去作業は、側溝と違い、どこまでが津波による土砂でどこまでがもともとの土壌かが判りづらく戸惑いましたが、家主の方が安心して暮らせますようにとの思いで作業をしました。家主の方から『もう大丈夫です。大変感謝しております。大変恐縮ですが、これからも暖かい支援を宜しくお願いします。』と深々と頭を下げられ、喜んでは頂けたものの今回自分たちができたことは微力であり、被災者の方々が通常の生活に戻られるまでにはまだ足りないということを痛感しました。」

「『微力だけど無力じゃない』というスローガンのもと、少しでも、何かしら役に立つことができたのではないかと感じました。ボランティア参加前から実施していた節電や支援金活動も、さらに気持ちを込めて継続していこうと決意できた1週間でした。」

今回のボランティアの活動については、今後も続報が入りましたら、ご紹介していきます。

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