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2011年4月28日 (木曜日)

野蒜地区の皆様へ物資をお届けしました

4月27日(水)、被災地域復興への取り組みの一環として、東松島市の野蒜地区への支援物資のお届けを実施いたしました。

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配布日時:4日27日 16:40~18:00

配布内容:缶詰200個・野菜ジュース200本・水200本・栄養補助食品100食・酵母パン100個・おしぼり100個

配布場所:宮城県東松島市野蒜駅裏地区

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■地域住民の皆様の声

お話をうかがう中で、住民の皆様の状況、思いが見えてきました。

「住んでいた家が全て流され、今は無事に残ったこの地区の実家に来ています。まだ電気が通っていない状態なので、その復旧を一番に望みます。食べ物については、ありがたいことに毎日3食いただけているので不自由はありません。まだわがままを言う余裕がないのかもしれませんね。ダイナムさんの支援物資は袋詰めされているのが非常にありがたいです。一つひとつ運ぶ手間が省けますよ。」

「今欲しいものは電気と水道です。今日、地区の電気復旧について会合がありましたが、5月末ごろになるとの事でした。食事はきっちりと食べられているのですが、お風呂にはほとんど入れません。今でも週に1回ほど十数キロ離れた石巻の妹の家で入浴させてもらっている状況です。早く落ちついた生活がしたいです。」

■今必要なもの

「電気が不通で洗濯機を使えないのが困ります。コインランドリーへは自家用車が無いのでたまにしかいけません。手洗いをしたときのために、洗濯ばさみのついた物干しがあればありがたいです。」

「お弁当やパンなどはいただけるのですが、同時に食べるスープや味噌汁などの汁物、それに入れる野菜が欲しいです。インスタントの味噌汁が多く、野菜を入れて食べたいです。」

Cimg4215 Cimg4217_2                                       行政から配布されるお弁当にも、復興に向けたメッセージが

Cimg4216_2 Cimg4218_2                                                     復興に向け、助け合いながらひたむきに生活する地域住民の皆様の姿

食料の物資供給については、先週訪問したときと比較すると、かなり改善されてきた様子が伺えました。当面の間は水道と電気が通らないことが一番の課題のようです。

この地域には震災によってご家族を亡くされた方も多くいらっしゃいます。津波によって奥様を亡くなされた方、日に何度も遺体安置所へ足を運び、数日後にようやくそこでご家族を見つけられた方、津波の際、助けを求める近所の方をどうにも助けることができなかったという方――心に大きな傷を負っているはずであるのにもかかわらず、そのような姿は見せることなく、ご近所同士顔を合わせると冗談を言い合うなど明るく会話をし、復興に向けて向けての前向きな意思を持たれているところが印象的でした。

ダイナムグループでは、今後も引き続き、地域復興に向けて取り組みを行ってまいります。

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