避難所へ物資をお届けしました-東松島コミュニティセンター-
4月19日(火)、被災地域復興への取り組みの一環として、地域の方々とのコミュニケーションを図る為、東松島コミュニティセンターへの支援物資のお届けを実施いたしました。
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配布日時:4日19日 16:30~16:45
配布内容:レトルト食品(カレー・牛丼等)250食・缶詰(鯖缶・焼き鳥缶等)250個・栄養補助食品500食・野菜ジュース250本・水250本
配布場所:宮城県東松島市「東松島コミュニティセンター」 ※ダイナム矢本店近隣避難所
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東松島コミュニティセンターの皆様のもとへ、弊社従業員が支援物資をお届けしました。
■避難所の皆様の声
避難所の皆様から、たくさんのお礼の言葉をいただきました。また、弊社従業員とお話をさせていただく中で、支援物資に関するご要望だけでなく、近隣のダイナム店舗である矢本店に対する声を多数頂きましたので、ご紹介します。
「家の前の道路が陥没し、川と海が一緒になり家が流されました。今も近づくことができない状況です。命があっただけでも幸いです。家族は、3世代5人家族で明後日から中1と小4の孫の学校が始まります。中1のお兄ちゃんの新しい制服も全て流されてしまい、先輩のお古を貰って新学期を迎えます。息子は昔からダイナムによく行っていたので、早く開店できるように頑張ってください。」「いつもダイナム矢本店に行っていました。避難所でも顔見知りの人と会うとジェスチャーで『ハンドルを右手で捻る』合図を送り、早くパチンコをやりたいと話をしております。避難所での生活は退屈で早く開店してほしいです。」
「避難所では物資がたくさんあり、近くのスーパーも通常営業となっているので、今は困っているものは特にありません。もしダイナムさんにやって頂けることがあるならば、毎日が暇なので一日も早く石巻のダイナム(矢本店)を開店してほしいです。」
「ダイナム矢本店の店員さんに営業再開日を聞きましたが、まだ時間がかかる状況のようでした。お店の方も大変なのにわざわざ避難所に来て、飴や缶詰などを配って頂けることにとても感謝しております。生活が退屈なので早く店舗が営業再開することを楽しみにしております。」
■今欲しいもの
今、足りないもの・欲しいものをお伺いしたところ、以下のようなお話をいただくことができました。
「靴が不足しています。基本的にここの避難所の人たちは、サンダルを履いています。昼間は自宅に戻り清掃などを行っているので、できれば靴がほしいです。」(40歳代女性)
「家屋が全壊して帰る家がないので、ここでの生活が今後も続くことを考えると、ゴールデンウィーク明け頃から暖かくなるので、Tシャツなどの夏物の服が必要になるのではないかと考えています。今は、全国から支援物資として届けられた古着を着て寒さをしのいでいますが、Tシャツなど直接肌に触れる衣類の使用済のものを使うことは抵抗があるので夏場に向けた支援も検討して頂けると嬉しいです。」(60歳代女性)
「上着類は、たくさん送られてきていますが、ズボン類がとにかく少ない状態です。ズボン(動きやすいスウェットやジャージ生地)がほしいです。」(30歳代女性)
「最近は、物資が大量に入り、物流も通常に戻ったので欲しいものを購入しようとすればできる状況です。ただし、避難所に居る方は、家屋が全壊した方が中心であり、そのほかの方は、半壊の自宅に戻られていて、ライフラインもなく、避難所にいる方よりも圧倒的に食べ物が少ない状態です。市役所では、毎日、その地域の代表者の方に15時から17時の間に夕食用のお弁当をお渡しして配布しておりますが、約1000世帯に個別で物資を持ち込むことはできません。もし民間企業がお手伝いして頂けるということであればとても喜ばれます。」(東松山市役所市民協働課の職員の方)
■今回わかったこと
今回の避難所訪問での地域の方の声をまとめると、現状、以下のような物資が必要とされているようです。
・食器類(洗えないので使い捨ての物) ・靴 ・Tシャツ ・ズボン(スウェット・ジャージなど)
避難所においては、インフラや物流の回復により、食料は充足しつつあるようでした。津波によって生活用品が失われてしまったため、特に、衣類へのニーズが見られました。
加えて、娯楽も少ない状況の中、長引く避難所の生活の中で気分転換をするために、近隣のダイナム矢本店の営業再開を望まれる声をいただきました。
今回の物資お届けにはダイナム矢本店の従業員も参加しました。避難所には常連のお客様も生活されており、久しぶりの再会に会話がはずむ場面も見られました。
今後は、避難所だけでなく、自宅にお住まいの地域の方々に対する支援も検討し、活動計画をすすめていきます。
ダイナムグループでは、今後も引き続き、地域復興に向けて取り組みを行ってまいります。